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シャトー・ムートン・ロートシルト(Chateau mouton rothschild)の概要と銘柄

ふと思い立ち、ボルドー5大シャトーの1つであるシャトー・ムートン・ロートシルトについて調べてみた。

 

自分はワインをほとんど飲まないのだが、ワインの世界を知ることには従来から関心があり、まずは有名どころということでボルドー5大シャトーについて記載する。

 

全くの素人として調べ初めて最初に感じたのは、まずはシャトー(=ワイナリー)、次にワインの銘柄、そしてシャトーを所有する会社の区別をしっかり認識する必要があるということである。

 

シャトーとはフランス語で城の意味だが、ワインに関してシャトーと言う場合、ボルドー地方におけるブドウ畑を所有するワイン生産者(ワイナリー)のことを指すのが一般的である。

 

そしてボルドーワインは、ワインの銘柄の一つとしてシャトーの名前がそのまま使われる。これも素人からするとわかりにくい。

シャトー・ムートン・ロートシルトで言えば、同シャトーの生産する赤ワインの銘柄として、(シャトーと同名の)「シャトー・ムートン・ロートシルト」があり、またこれとは別にセカンドワインや白ワインの銘柄がある。

 

また、シャトーが法人として経営されていれば、当然その経営主体たる法人も存在する。

シャトー・ムートン・ロートシルトで言えば、経営主体はバロン・ド・フィリップ・ロスチャイルド社(→公式ホームページ(英語))である。

同社はシャトー・ムートン・ロートシルトの他にも、いくつかのワイナリー(シャトーを含む)を所有している。

さらに同社はそれらとは別に、契約畑から買い取ったブドウなどを用いてワインを生産しており、「ムートン・カデ」などが手ごろに買えるワインとして有名だ。

ただこれまでの説明でわかるように、「ムートン・カデ」はシャトー・ムートン・ロートシルトと直接の関係はなく、あくまでシャトーを所有する会社が別途製造しているワインということである。

 

ちなみに「ロートシルト(Rothschild)」はドイツ語の読みで、「赤い盾」の意味である。

英語の読みはロスチャイルド、フランス語の読みはロチルドであるが、日本ではフランス語読みはあまりされておらず、英語かドイツ語読みが一般的だ。

ロスチャイルド財閥の創始者マイヤー・アムシェルがフランクフルト出身のユダヤ人だったことが関係しているのかもしれない。

 

ということで、全くの素人の所管として、5大シャトーの一つとしてのシャトー・ムートン・ロートシルトは、バロン・ド・フィリップ・ロスチャイルド社が運営しており、ワインの銘柄として「シャトー・ムートン・ロートシルト」、セカンドワインとして「ル・プティ・ムートン・ド・ムートン・ロートシルト」、白ワインとして「エール・ダルジャン」があることは最低限押さえておこう、と感じた次第。