Miscログ

雑記ブログです。

横浜・根岸の馬の博物館と乗馬デー

馬の博物館という場所が横浜にある。

桜の名所として名高い根岸森林公園に隣接している。

横浜は様式競馬が初めて日本に導入された土地であり、根岸には本格的な様式競馬場も作られた。

その根岸競馬場(後に改称して横浜競馬場)の跡地が根岸森林公園だ。

敷地には競馬場のスタンドが残っており、重厚な洋式建築として非常に目立つ。

近隣が米軍住宅で立ち入りが制限されている関係上、見ることができるのはスタンドの裏側からのみで、観戦席がどのようになっているかはほとんどわからない。

・・・が、Google Earthで見ることによって、普通に周りを歩くだけでは決してわからない観戦席側がどのようになっているかを確認できる。

例えばこんな感じだ。Ctrlキーを押しながらドラッグすれば様々に角度を変えられるので試してみてほしい。

 

話が逸れたが、この根岸森林公園に隣接している馬の博物館へ行ってきた。

入場料は大人が200円、小・中・高校生は30円という破格の設定。

なのでそんなに大したことはないだろう・・・と思っていたが、しっかりと整備されて展示されており驚いた。

博物館の入口から見ると建物がとても小さく感じられるのだが、展示は階段を下りたフロアがメインになっており、そちらは結構広い。

ただしエレベーターがないため、ベビーカーで見て回るのは少し厳しいかもしれない。

 

展示は馬にまつわる絵画や骨格標本などのほか、馬の模型に馬具をつけるコーナーや、馬具をつけた馬の背の部分に乗れるコーナーなど、子供も楽しめるものがいくつかあった。休憩室も併設されている。

また入口のミュージアムショップ(無料で入れる)には馬のぬいぐるみなど様々なグッズ等を購入することができる。

 

200円とは思えない充実した内容で、さすがJRAが運営してきただけあると思わされた。

なお現在は公益財団法人馬事文化財団に運営が移行している(平成25年から)。

 

さらに併設されているポニーセンターでは、月に1~2回、乗馬デーを設けている。

0歳児からでも馬車に乗れるほか、3歳から小学生未満の子供はポニーに、また小学生以上は馬に乗る体験ができる。

この引き馬では、天皇賞の勝ち馬であるマイネルキッツなどにも抽選で乗ることができる。

この乗馬デーのイベントに参加するには予め馬の博物館へ入館してチケットの半券を持っていなければならないので注意が必要だ。

天気が良いと多くの人が集まるが、乗馬体験は馬場の一部分を一周して終わる簡単なものなので、受付時間を守っていれば乗れないということはない。

 

またこれとは別に、毎週土曜日がにんじんタイムとなっており、無料で馬ににんじんをあげる体験ができる。

馬に乗るのが怖い・・・というお子さんにはこちらが良いかもしれない。

 

JR山手駅から歩いて15分ほどとアクセスはさほど良いわけではないが、乗馬体験のほか、根岸森林公園にはレストハウスや(かなり歩くが)遊具のある場所もあり、子供を連れて行くには非常に良い場所だと思う。