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ロマネコンティの基礎の基礎

ブルゴーニュワインの最高峰、ロマネコンティ。世界一値段の高いワインとしても良く知られています。

飲む機会もありませんが(笑)、興味本位で基礎的なところを調べてみました。

 

まずロマネコンティの生産者はドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティで、DRCと略されます。ブルゴーニュのワイン生産者はドメーヌ、ボルドーのワイン生産者はシャトーと呼ばれることが多いです。

 

次にワインの種類。

シャトー(=ワイン生産者)に格付けのあるボルドーと違い、ブルゴーニュは畑に格付けがされています。そのため、ワインの銘柄も畑の名前が主体となります。

ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)が製造するワインの銘柄(=ブドウ畑)は以下の通りです。

〇赤ワイン

 (ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑)

 ・ロマネ・コンティ

 ・ラ・ターシュ

 ・リシュブール

 ・ロマネ・サン・ヴィヴァン

 (フラジェ・エシェゾー村の特級畑 *表記はヴォーヌ・ロマネ村になる)

 ・グラン・エシェゾー

 ・エシェゾー

 (アロース・コルトン村の特級畑 *数年前に製造が始められた)

 ・コルトン

 (上記各畑のブドウのブレンド *生産年が限定されている)

 ・ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ・キュベ・デュヴォー・ブロシェ

〇白ワイン

 (ピュリニー・モンラッシェ村の特級畑)

 ・モンラッシェ

 

上記を見てもわかるとおり、本来のロマネコンティとは、「ワイン製造者であるドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティがロマネコンティの畑のブドウを使って作った赤ワイン」のこととなります。100万円以上の値段が普通につきます。


 

 

なお、ブルゴーニュの畑は多くのワイン生産者が区分所有していることが多く、同じ畑のブドウを使って異なるワイン生産者がワインを製造していますが、1つのワイン生産者が単独の畑を所有している場合もあり、これをモノポールと呼んでいます。英語のモノポリーですね。

DRCは、ロマネコンティとラ・ターシュの畑を単独所有しています。

 

さて、ブルゴーニュと並ぶフランスのワイン産地、ボルドーで1級の格付けを得ているいわゆる5大シャトーについては、セカンドワインや、シャトーを経営している会社が別の産地で作ったワインなどを販売しており、これらは安い物では1,000円前後でコンビニでも買えたりします。

それではDRCはこのようなワインはあるのかというと、残念ながら皆無です。セカンドワインもありません。強いて言えばキュベ・デュヴォー・ブロシェが当てはまりそうですが、現在は20万円くらいの価格です。 


 

 

特級の畑を使ったDRCのワインで最も安いのはコルトンでしょうか。と言っても20万円以上しますが。


 

 

ということで、普通の人にも購入できるようなロマネコンティはないものかと思って調べ始めてみましたが、普通になかったですね(笑)。

ワインを知っている人からすると記事の内容は常識に属すると思いますが、知らない人は「へー」となる、かもしれません。