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ビッグバンセオリー シーズン1エピソード2の解説(その4)

Howard: What’s his problem?

Sheldon: His imaginary girlfriend broke up with him.

Howard: Been there.

ハワードのbeen thereは I have が省略されたもの。I have been thereはそのままだとそこへ行ったことがある、そこへいた、といった意味になりますが、ここでは自分もそうした経験がある、ということです。レナードは想像上の彼女と別れたんだ、というシェルドンに、ハワードは自分もその経験あるよ、と言っているわけですね。

 

Howard: Really? You? Rajesh Koothrapali, spoke to Penny?

Raj: Actually, I was less the chatter than the chattee.

ペニーと話をした、というラジに驚くハワード。ラジの台詞の I was less the chatter than the chatteeは直訳するとchattee以上にchatterではなかった、つまり自分はchatterというよりchatteeだった、となりますが、chatteeはemployee「雇われる人」と同じような語尾で「chatされる人」、つまり話をされる側の人ということになります。要するにラジはペニーと話をしたというよりも話を聞かされたんだ、と言っているわけです。

 

Leonard: Six two inch dowels.

Sheldon: Check.

Leonard: One package, Phillips head screws.

Sheldon: Check.

組み立て家具の部品を確認する一同。dowelは「だぼ」と呼ばれる、木材を接合する際に使われる短い木の丸棒です。phillips head screwは+のねじのことですが、フィリップス社が特許を取っているためアメリカではこのように呼ばれます。

 

Sheldon: We could put her stereo back there.

Leonard: And control it how?

Sheldon: Run an infra-red repeater, photocell here, emitter here, easy peasy.

infra-red repeaterは「赤外線中継機」のこと。infra-red「赤外線」のinfraは下を表す接頭語で、infrastructure(下部構造、インフラ)のinfraと同じです。周波数が赤色よりも小さいのでinfra-redが赤外線になるわけです。photocellは光電セルと訳されますが、赤外線検出器のようなものと思われます。emitterは電子放出器のことで、ステレオを操作する信号を出す装置のことになります。easy peasyはとても簡単だ、ということでpeasyは特に意味はなく語呂が良いため付けられている口語の決まり言葉です。

 

Penny: Guys, this is actually really simple.

Howard: Hold on, honey, men at work. The PVC comes down here, maybe a little corrugated sheet metal as a radiator here.

Leonard: Oh, really, show me where we put a drip tray, a sluice and an overflow reservoir?

Sheldon: And if water is involved we’re going to have to ground the crap out of the thing.

ペニーの部屋の改装について相談を続ける面々。PVCはポリ塩化ビニルの略ですが、パイプのことを指します。corrugateは「波打つ」という意味で、corrugated cardboardだと段ボールのことになります。sluiceは「水門」で、excludeと同じ語源から来ています。reservoirはreserveするもの、つまり取っておくものということで「貯水タンク」のことです。ここでは皆が水冷について話をしており、レナードは水滴を受けるトレイや水門、タンクを置く場所はどうするんだ、と言っているわけです。シェルドンの台詞のgroundはアースするという意味の動詞ですね。crapは排泄物とかがらくたを表しますが、ここではステレオの電気のことを排泄物と表現しているように思います。

 

Howard: Perfect, Leonard, why don’t you and Sheldon go down to the junk yard and pick up about six square metres of scrap aluminium, Raj and I will run down to my lab and get the oxy-acetaline torch.

早口で聞き取りが極めて難しいです。字幕がないと全くわかりません・・・。oxy-acetaline torchのtorchはバーナーのことです。oxy-acetalineのoxyはoxygen「酸素」で、acetalineは「アセチレン」です。要はバーナーの燃料となる酸素とアセチレンガスのことですね。アルミニウムを切断するためのバーナーを取ってくる、と言っているわけです。

 

ということでシーズン1エピソード2の解説は以上になります。