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ビッグバンセオリー シーズン1エピソード2の解説(その3)

Penny: Do you understand how creepy this is.

Leonard: Oh, yes, we discussed it at length last night.

深夜に部屋に入ったレナードとシェルドンに抗議するペニー。

at lengthで「長々と」という意味。時間が限定されていない、区切られていないということでlengthに冠詞がつかないわけですね。

 

Penny: In my apartment, while I was sleeping.

Sheldon: And snoring. And that’s probably just a sinus infection, but it could be sleep apnoea, you might want to see an otolaryngologist. It’s a throat doctor.

Penny: And what kind of doctor removes shoes from asses?

Sheldon: Depending on the depth, that’s either a proctologist or a general surgeon. (Leonard holds up a sign reading “Sarcasm”) Oh!

snoringはsnore「いびきをかく」の現在分詞。sneeze「くしゃみをする」など、noseに関係のある言葉として記憶できると思います。ちなみにiphoneの目覚まし時計に「スヌーズ」という機能がありますが、これはsnooze「居眠りをする」でsnoreとも関連性がありますね。

sinusはそれだけだと鼻腔など体の空洞部を指しますが、sinus infectionだと「鼻炎」になります。apnoeaは「無呼吸」で、aはwithoutを表す語源、pnoeaは呼吸を表すラテン語が語源になっています。

otolaryngologistは「耳鼻科医」で、難しいと思ったのかthroat doctor「喉の医者」と言い換えているのが笑えます。proctologistは「肛門医」。proctはラテン語で肛門の意味があるそうです。

 

Leonard: Okay, look, no Penny, I think what you’re feeling is perfectly valid, and maybe a little bit later today when you’re feeling a little bit less, for lack of a better word, violated, maybe we could talk about this some more.

ペニーをなだめようとするレナード。validは正当な、効力のある、の意味で、ペニーが怒っているのは正当なことだ、ということですね。you'are feeling a little bit lessで「少し~の感情が和らぐ」ということですが、どういう感情かというと、レナードはfor lack of a better word「ほかにもっと良い言葉がないので」と前置きしてからviolatedと言っています。ここでのviolatedは違反した、というよりも暴行されたという意味になります。「君が怒るのも当然だ、今日もう少し時間が経って、君が、他に良い言葉がないから言うけど乱暴されたような気持ちが少し和らいだら、このことについてもう少し話し合おう」といった意味になります。

 

Sheldon: Penny, Penny, just to clarify because there will be a discussion when you leave, is your objection solely to our presence in the apartment while you were sleeping, or do you also object to the imposition of a new organisational paradigm.

impositionはimpose「賦課する、強いる」からきており、imposeのimはin, intoの意味の語源、poseはそのままpose「姿勢、ポーズ」で、ポーズを取らせる=強いるということになります。シェルドンは自分が示したorganisational paradigm、つまり整理法を押し付けたことにも不服なの?と聞いています。クローゼットに置いてきたかもしれないと言っていたものですね。

 

Penny: That’s exactly what I thought. Thank you for listening. You’re a doll. (She hugs him.)

Raj (internally): Oh-oh. Turn your pelvis. (Does.)

ペニーが話を聞いてくれた(うなずいただけですが)ラジにハグします。pelvisは「骨盤」の意味で、visはvessel「容器、器」と関連します。ここでは「腰を回す」ということになります。ちなみに骨盤ダイエットを考案したペルビー貴子さんというタレントがいますが、このペルビーはこの単語が由来です。

 

Howard (jumping off game mat): Grab a napkin, homie. You just got served.

ダンスダンスレボリューションで遊ぶメンバー。you just got servedは、you got servedで「お前の負けだ」というスラングになります。同名のダンス映画が有名で、ハワードもダンスダンスレボリューションの勝負だからこそこのセリフを言っていることになります。前後しますが、homieは「相棒」といった意味で、grab a napkinは「(悔し涙を拭くための)ナプキンを取れよ」ということです。

 

ということで続きます。