【3,000円前後】ボルドー格付け1級シャトーのブドウも使われているワイン
メドック地区以外の唯一の5大シャトー、シャトー・オー・ブリオン
ボルドー格付け1級のシャトーは5つあり、いわゆる5大シャトーと呼ばれます。
ここでボルドー格付けと言っていますが、正確にはボルドー地方のメドック地区における格付けのことを指します。
そしてこのボルドー格付けにおいて、メドック地区以外から唯一、1級に格付けされていることで知られているのがこのシャトー・オー・ブリオンです。
シャトー・オー・ブリオンはグラーヴ地区にあるシャトーで、グラーヴ地区の格付けでも選出されています(メドック地区は1級から5級までありますが、グラーヴ地区の格付けにはこうした分類はありません)。
リーズナブルなシャトー・オー・ブリオンのセカンドワイン
シャトー・オー・ブリオンのワインは、ファーストラベルのシャトー・オー・ブリオン、そして白ワインのシャトー・オー・ブリオン・ブラン、さらにセカンドラベルのル・クラレンス・ド・オーブリオンのラインナップがあります。
セカンドのル・クラレンス・ド・オーブリオンは1万円くらいから買うことができます。
シャトー・オー・ブリオンの畑のブドウも使われる「クラレンドル」
これはシャトー・オー・ブリオンを所有するクラレンス・ディロン・ワインズ社が製造・販売するワインです。
クラレンス・ディロン・ワインズ社は、シャトー・オー・ブリオンに隣接するシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンなども所有しています。
このシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンはメドック地区のシャトーではないのでいわゆるボルドー格付けには入っていませんが、クラーブ地区の格付けには入っていてシャトー・オー・ブリオンとライバル争いをする名門シャトーです。
そしてこの「クラレンドル」には、シャトー・オー・ブリオンやシャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンなどが所有する畑のブドウが使われているのです。
「クラレンドル」が他の5大シャトーの経営会社によるワインと違うところ
シャトーを経営する会社が製造・販売するワインとしては、5大シャトーでもシャトー・ラフィット・ロートシルトを経営するドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトやシャトー・ムートン・ロートシルトを経営するバロン・フィリップ・ド・ロートシルトなどでも見られるところです。
クラレンドルがこれらのワインと違うところは、ブドウを外部から購入するのではなく、自社シャトーが所有する畑のブドウを使用していることです。
また、ボトルの下部には「INSPIRED BY HAUT-BRION」と記されており、シャトー・オー・ブリオンも関係していることが明示されています。
この点も他の5大シャトーの経営会社によるワインとは異なっているところです。
2,000円台で飲める「クラレンドル」
こうした高い品質を持つワインが2,000円台から飲めるというのは驚きです。
航空会社のビジネスクラスなどでも提供された実績を持っており、コストパフォーマンスの極めて高いワインだと言えます。
日常的に飲むワインとしても良いですし、またボトルも非常に洗練されたデザインなので、友人とのパーティーなどへ持っていくのにも適していると思います。
非常にお勧めのワインですね。