adaptとadoptの違いを語源で把握する
オンラインの語源辞書
は似た単語の違いを正しく覚える場合にも有効な時がある。
その一つの例としてadaptとadoptを挙げよう。
上記オンライン語源辞書でadoptを調べると、adはtoを表す接頭語、そしてoptはoptionからきていることがわかる。
optionはカタカナにもなっており、選択、選択肢といった意味だ。
つまり、adoptは選択肢の中から「採用する」、ということになる。
このopt=optionということを頭に入れておけば、adoptの意味も記憶に定着すると思う。
なおadaptはカタカナでもアダプターと言う言葉に入っているが、適応させるといった意味。
語源で見ると、adはやはりtoを表す接頭語、aptは熟語be apt to「しがちである」として使われるaptである。
さらにaptはappropreate「適切な」ともルーツが同じであり、ここを押さえるとadapt=適応させる、という意味になっていることが覚えやすいと思う。
もしくはゲームやパソコンなどのACアダプター=電力を適応させる器具、という連想で覚えておけるという人もいるだろう。
ということでここまで読んで頂き、adaptとadoptを間違えたり、意味を忘れたりするということがなくなれば幸いである。
ちなみにadept=熟達した・名人、という類似難単語があるが、これもad=toで、ept=expertとして理解すれば覚えやすく忘れにくいと思う。