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シャトー・コス・デストゥルネル(Chateau Cos d'Estournel)の概要と銘柄

メドック格付け2級。

サンテステフに所在する。

 

コス(Cos)はフランス南西部ガスコーニュ地方の言葉で小石の丘という意味。

畑を相続して整備したルイ・ガスパール・デストゥルネルが初代オーナーで、シャトーの名前もそれに由来している。

ルイ・ガスパールはインドでのワイン販売の成功により「サンテステフマハラジャ」と呼ばれたという。

こうした経緯もあってシャトー・コス・デストゥルネルの醸造所は東洋の仏塔(パゴダ)を模しており、エチケット(ラベル)にもその絵が描かれていることで知られている。

 

このシャトーもいわゆるスーパーセカンドとして扱われることが多い。

銘柄はファーストラベルのシャトー・コス・デストゥルネル、セカンドのパゴデ・ド・コス、そして珍しい白ワインのコス・デストゥルネル・ブランがある。

また、ファースト・セカンドとは別の畑のブドウを使って作られるグレという銘柄があるが、日本では何故かル・メドック・ド・コスとして販売されているようである。

 

ファーストラベルはビンテージにもよるが1万円台から3万円台まで幅があり、セカンドは7,000円前後といったところ。

グレ、もしくはル・メドック・ド・コスは5,000円かそれよりも安く買える。ファーストラベルと同じ醸造チームが製造しているのでコストパフォーマンスは高いと言えるのではないだろうか。