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シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド(Chateau Pichon Longueville Comtesse de Lalande)の概要と銘柄

メドック格付け2級。

ポイヤック村に所在する。

コンテス(Comtesse)は伯爵夫人の意味であり、コンテス・ド・ラランドでラランド伯爵夫人という意味になる。

 

隣接する同じ2級のシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンとは元々同じ畑だったものが、1850年に相続により分割されて、その後シャトーも2つに分かれた。

このシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンは通常シャトー・ピション・バロンと呼ばれており、そしてシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは通常シャトー・ピション・ラランドなどと呼ばれる。

ちなみに公式HPのドメインもピション・ラランドとなっている。

 

このシャトー・ピション・ラランドの銘柄は、ファーストラベルであるシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドの他に、セカンドワインとしてレゼルヴ・ド・ラ・コンテス(Reserve de la Comtesse)、さらに数は少ないがファーストラベルと同じ醸造法で別の区画の畑のブドウから製造されたレ・ガルテュー・ド・ピション・ラランド(Les Gartieux de Pichon Lalande)がある。

 

コンテス・ド・ラランドは、ピション・バロンと異なりスランプに陥ることなく高い評価を得続けており、1級の5大シャトーに次ぐいわゆるスーパーセカンドとしての地位を確固たるものにしている。

そのためファーストラベルも2万円前後のものが多く、ピション・バロンよりやや高い印象だ。

一方でセカンドのレゼルヴ・ド・ラ・コンテスはピション・バロンのセカンドと同様に5,000円前後の価格で購入できる。

レ・ガルテュー・ド・ピション・ラランドも同じような価格帯だが、生産量が少ないのであまり日本では出回らないようだ。

いずれも高い評価を得ているワインである。