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コンビニで見かけることが少ないブルゴーニュワイン

ボルドーAOCワインはコンビニでも見かけるようになっているが、ブルゴーニュAOCワインの特に赤はほとんど見ることがない。

 

ボルドーのワイナリーはシャトー、ブルゴーニュのワイナリーはドメーヌと呼ばれることは良く知られているが、いずれも定義としてはブドウ畑を所有し、醸造などワインの製造工程を全て自前で行っているワイン生産者、ということのようだ。

 

ボルドーでは一つの畑を一つのシャトーが所有しており、メドック格付けもシャトーごとの格付けになっている。

広大な畑を持ち企業体力もあるシャトーやその経営会社は、ボルドーAOCを獲得できる品質を保持しつつコンビニにも置ける価格のワインを製造できていると考えられる。

 

一方、ブルゴーニュでは一つの畑が多くの区画に細分化されてそれぞれを個別のドメーヌが所有していることが多く、小規模なワイナリーが多い。格付けもドメーヌではなく畑に対して行われている。

さらにブルゴーニュAOCでは使えるブドウ品種が極めて限られており(赤は大部分がピノノワール、白はシャルドネ)、これもコストダウンを図ることが難しい理由になっていると考えられる。

 

こうした理由から、コンビニではなかなかブルゴーニュAOCワインを見かけないということなのだろう。

最近自分が見た赤のブルゴーニュAOCワインはルイ・ジャドのもので、1,000円台だったがハーフボトルだった。

ルイ・ジャドは日本でも良く知られているドメーヌであり、コストパフォーマンスは高く安心して飲めると思う。