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英単語を覚えるヒント

英単語の覚え方には色々あるが、ここでは一つ一つの単語を丁寧に学んで忘れにくくする方法を紹介したい。

もちろん、この方法で覚えれば忘れない、などといった魔法のようなものではないが、ただ単語カードを繰り返し眺めて覚えるよりは効率的なはずだ。

 

その方法は、英単語を語源からさかのぼって覚えるというものだ。

と言っても、例えば「in」という接頭辞がついているから否定、といった簡単なものばかりではなく、そもそもの単語の成り立ちまで理解して把握していくということである。

 

具体的には、まず知りたい英単語があれば、とりあえず以下の2サイトで調べる。

Online Etymology Dictionary

Wiktionary, the free dictionary

時間がなければ上のEtymology Dictionaryを中心に使い、わかりにくければWitionaryも併用するといった形でも良い。

 

上記2サイトでは、普通我々が思い浮かぶ「in」「un」「pre」といった語源だけではなく、その言葉の成り立ちをラテン語などまでさかのぼって教えてくれる。

 

例えばabjectという単語を調べてみると、ab=away、ject=throwという意味であることがわかる。

ここでject=throwをどうやって記憶するかだが、jectが含まれている他の単語、例えばejectやinjectを思い浮かべれば、いずれもthrowという意味を含んでいることから覚えやすくなるだろう。

ということで、abjectは投げ捨てられた、という意味から転じて、みじめな、落ちぶれた、という意味になっていることがわかる。

 

ここまでの過程を簡単にメモし、単語だけではなくこうした過程も含めて見返すようにすれば、ただの単語帳で覚えるよりはるかに記憶に残るだろう。

 

中級以上の英語学習者になると、いかに多読をしてもあまり遭遇しないレベルの単語がターゲットになってくるため、英文を読む中で単語を覚えるやり方では極めて効率が悪くなる。

といって単語帳だけで覚えようとしても丸暗記になってしまい、非常にストレスがかかってしまう。

上記のように自分の知識を組み立てて英単語を覚えるようにすれば、効率良くなおかつストレスも少なく勉強を進められるだろう。