ファミコンの最新作ソフトが2016年7月に発売!(笑)
1994年にハドソン(当時、現在はコナミデジタルエンタテイメント)から発売された高橋名人の冒険島Ⅳが最後のファミコンソフトとなっていた。
その後20年以上を経て、イラストレーター・漫画家のRIKI氏が手掛けた最新のファミコンソフト「8BIT MUSIC POWER」が今年1月に発売された。
これはゲームではなく、ファミコン実機で聞く音楽アルバムである。
当時のファミコン音楽を知っている人からすると相当にハイレベルな音質で驚かされる。
参加アーティストも、「迷宮組曲」「スターソルジャー」の国本剛章氏、「ゼビウス」「ドラゴンバスター」の慶野由利子氏など、ファミコン世代にぐっとくる豪華メンバーとなっている。
また音楽に合わせて表示されるアニメーションもやはりリアルタイムに遊んでいた自分からすると驚異的だ。
そしてこのソフトを手掛けたRIKI氏がプロデュースする新作ソフト(ファミコン)が「キラキラスターナイトDX」だ。
もともとWindows用に制作されたゲームだが、それをさらにパワーアップした上でファミコンカセットとして発売される。
音楽については、上記で触れた国本氏、慶野氏を始め、さらに「ロックマン」の松前真奈美氏などさらに豪華メンバーが集結している。
個人的に驚いたのは、PC版オリジナルの「イース」などを手掛けた古代祐三氏も参加していることだ。
自分が知る限り古代氏はファミコンの音楽を担当したことはなかったはず(Wikipediaにも記述がない)で、これがファミコン初参加なのではないか。
グラフィックは「ゼビウス」「ギャラガ」「ディグダグ」など、伝説的なドット職人である小野浩氏が参加している。
ファミコンとは思えない画像処理も見どころである。
ファミコンカセットとして発売されるため、実機やファミコン互換機がないと遊ぶことができないが、先日の記事にも書いたとおりファミコン互換機は安いものでは2,000円前後から買えるので、意外と遊ぶまでのハードルは高くない。
最新技術で作られたレトロゲームという現代ならではの存在だが、スーパーファミコンやPCエンジンではこれほどまでに話題になることはなかっただろう。
やはりファミコンは現代でも特別なハードなのである。
なお前半に紹介した「8BIT MUSIC POWER」は発売後3日で売り切れて現在はプレミア価格で販売されているので、「キラキラスターナイトDX」も興味がある人は早めに手を打った方が良いかもしれない。
発売予定日は現在のところ7月31日となっている。