英語を使う仕事や留学を考えている人にお勧めの記事
英語の学習法を解説したサイトはたくさんあり、自分も結構目を通してきた。
そんな中で、普通の英語学習の観点からはあまり語られないけれども、実際に英語を使う場面では極めて重要なポイントを突いている記事がある。
それが「英語下手が英語圏で勝ち抜く策」という東洋経済オンラインで読める記事だ。
東大からMITの大学院へ入り、現在NASAのジェット推進研究所で働いている小野雅裕氏の連載の一部である。
先日書いた、Googleの完全一致検索を使い自然な英語かどうかを確認する方法はこの記事から学んだ。
ただし、小野氏はアメリカ在住のため記事の写真もアメリカのGoogleで検索した結果が掲載されており、同じ結果を得るためにはアメリカのGoogle.comで検索する必要がある。
日本からGoogle.comで検索するためには一手間かける必要があり、自分の記事はその点も補足している。
さて小野氏の記事だが、自然な英語を確認する方法のほか、英語で話すときの態度や、英語で論文を書くときの心構えなど、非常に実用的だがあまり他では見られない事項が書かれている。
特に最初のポイントである、自信を持って話すことについては自分も強く感じたことだった。
英語に自信がないことが結果として話の中身に自信がないと思われてしまう、という指摘は非常に鋭い。多くの日本人がこれで損をしている。英語の学習指導要領にこのことを入れるべきだと割と本気で思う。
また、自信を持って話すことと謙虚でいることは両立するという指摘もなるほどと思わされた。
関心を持たれた方は是非リンク先の記事をご覧いただきたい。
小野氏の文章はそこはかとないユーモアが感じられて面白く、今回の記事で触れた記事以外の連載バックナンバーもお勧めだ。
東大→MIT大学院→NASAという経歴を見ると、さぞ勉強が出来て順風満帆でやって来ているのだろうと思ってしまうが、連載を読むとそんな甘いものではないということを実感できる。
また普段の生活とは縁遠いアメリカの大学院の仕組みについても解説されている。
英語を使う仕事に就いている人、また留学や仕事で海外(特にアメリカ)に出てみたいと考えている人にはとても参考になると思う。