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雑記ブログです。

キッズバイク「ストライダー」に見るイノベーション

育児

先日「ストライダー」を購入した。

子供用のペダルなし自転車で2歳から乗れる。

一種のブランドにもなっているので、見かける方も多いだろう。

三輪車と違って補助輪はなく、ペダルがないので足で地面をけって進むという原始的なメカニズム。ハンドルで方向を操作できるがブレーキはない。ありそうでなかった製品と言える。

大人から見ると、それで面白いの?と思ってしまうが、世界で100万台以上売れていて、うちの子も一生懸命乗っている。

 

製品の由来などについて知りたくなったが、日本の公式サイトではそういった情報が書かれていないため、アメリカの公式サイトを見てみた。

発明者であるライアン・マクファーランド自らがストライダーの誕生について詳しく書いてくれている。

http://www.striderbikes.com/about-us/about-us

ダートバイクやマウンテンバイクなどが好きで、2歳になった子供に三輪車を買ったところ、重いし構造も複雑で上手く動かせない。そのため軽くして構造もシンプルにするために色々なパーツを取り除いていった結果、このストライダーが生まれたという。

面白いのが、ペダルを取り除くことを決断した部分だ。

ペダルがなければ自転車に乗るとは言えないのではないか?何を持って自転車に乗ると定義するのか?と考えて、その本質を、2輪でバランスを取って曲がるときに身体を傾ける能力のことだと見極めている。

ペダルは足や電気などの推進力の一つに過ぎず、だから取り除いて良いという結論になったのだ。

イノベーションが生まれる具体的なケースとなっており興味深い。

ちなみにライアン・マクファーランドは2007年にストライダー・スポーツ・インターナショナル社を創立し、現在も同社のCEOである。

 

ストライダーは、バランスを取ることを学習することで長く滑走できるようになる(後輪の横に足を置くステップがある)。

このため、ペダルのある自転車に乗る際にも、転倒することはあまりなくスムーズに乗れるという。

確かに三輪車や補助輪付き自転車ではバランスを取るということを全く考えないため、普通の自転車に乗ろうとするとすぐに転倒してしまう。

ストライダーに乗ることは、遊びながら自転車へのスムーズなステップアップにもつながるのである。

自転車は転んで覚えるものだ・・・という根性論的な考え方はもう古いものになっているのかもしれない。